実はあの人も?エイズだった有名人

実はエイズで亡くなった有名人がいます。映画監督ではエミール・アンドリーノ、ロック歌手ではフレディ・マーキュリー、日本人でも古橋悌二はエイズであることを公表して、死亡しています。彼らは著名人でありながら同性愛者であることを公表し、エイズに罹っていることを明らかにすることで認知度を上げました。一時は男性の同性愛者の病気と勘違いされることもありましたが、その後性別に関係なく感染することも知られるようになっています。

エミール・アンドリーノは、アメリカの映画監督です。彼は歌と踊りを調和したコメディ映画を多く作っていました。シスターを主人公とした作品は世界的なヒット作になっています。独身男性が赤ちゃんと奮闘する映画の続編で、監督だけでなく俳優として出演しました。同性愛者であることを公表したのちに、1993年に50才の若さでエイズの感染合併症によりこの世を後にしています。

フレディ・マーキュリーがエイズの感染合併症で亡くなったのは有名な話です。世界的な人気ロックバンドのボーカルとして世界的に有名だった彼も同性愛者でした。当時はエイズがまだまだ不治の病として考えられていた頃で、発見した時には手を打つことができず、45才という若さで亡くなっています。最終的には肺炎を患ったことが死因でしたが、免疫力が下がったことによるもので、エイズが引き金となっています。彼の死は世界中の多くの人にエイズを認識させる事件となりました。

日本の著名人では、現代美術家の古橋悌二が敗血症によって命を落としています。1992年にHIV感染を公表し、その後もジェンダーやセクシャリティーをテーマとした作品を多く世に出していました。1995年にサンパウロでの公演中に息を引き取っています。死亡した時にはまだ35才と言う若さです。

いずれも効果的な治療方法がなく、感染合併症によって死んでしまうこととなりました。今では技術の進歩によってある程度コントロールできるようになったため、早期発見できれば免疫を下げないような治療ができます。だからこそ定期的な検査を受けて、事実を確認することがとても重要です。

最近では、いきなりエイズと呼ばれる現象が広まっています。特に何も思い当たることがなく、何気なく受けた検査でHIV感染が明らかになり、すでにエイズを発症しているような状況です。50才以上ではエイズを発症した人の半数がいきなりエイズになっていたことがわかっています。同性愛者でないから大丈夫だと思っていたら、異性間の性行為が原因になっていた人も2割に及ぶそうです。

HIVの感染は早期発見すれば、死に至る病気ではありません。技術の進歩によりウイルスの量を検出不能まで減らして、感染防止をできるようになっています。いきなりエイズになって慌てるよりも、しっかりと検査を受けて早めの対応ができる方が安心です。特にパートナーがいる人は、その人のためにも検査を受けるようにしましょう。