エイズ検査で陽性だと言われたらどうする?

薬を持っている男性

エイズはHIVの増殖を抑えることで発症のリスクを減らすことができます。そのためには検査をすることが重要です。自治体でも匿名で受診することができるし、民間医療機関でもプライバシーを守ってくれるところがほとんどです。気になったら検査をするようにしましょう。

検査は血液を採取して確認します。結果が出るまでに数週かかるところや即日でわかる場合もあります。ただし、正確な結果を知るためには血液中にHIV抗体が十分にできるまで待った方が良いでしょう、だいたい6週から8週目で十分な量に達するので、感染が心配な出来事から3か月経過した頃に検査すると安心です。

もしそれまで待てないようなら電話相談を利用して、情報の整理を行なった方が安全です。不安だからと言って受診しても、時期が早いと陰性と出てしまって意味がありません。その後ウィルスが増殖し、エイズを発症してしまいます。確実な結果を得るためには時期が重要です。

そのため、陰性となった場合でも不安だったら時期をずらしてもう一度受けることが良いでしょう。はっきりとした結果を得るために、最初の検査から2か月後に再度受診してみます。それでも陰性なら安心と言えます。最初の結果を信じていると、後から取り返しがつかないことも考えられます。

もし検査でHIVの陽性反応が出たらどうしましょう。まずはそれがエイズではないことを理解しましょう。その結果は体の中にHIVがいるかどうかを確認するために行われたもので、エイズの発症を確認するためのものではありません。エイズは免疫不全が発生して基準となる疾患に罹患することを言います。

この結果の陽性というのは、ウィルスが体にいると言う結果です。ただし、ウィルスがいると言うことは、治療を必要としていると言うことです。そのためには専門医療機関の受診と精密検査が必要になります。検査を受けたところで紹介してくれる場合もあります。専門医療機関では精密検査によってその時の状態を確認します。ウィルスの量や免疫不全の状態などを確認します。そしてそれぞれの症状にあった治療を行います。

エイズは発症前ならコントロールが可能です。抗HIV薬を使って増殖を抑えて発症しない状態を維持します。この投薬では完治することはなく、一生飲み続けることになります。最近の抗HIV薬は量が少なくなって飲みやすく、負担が減少しました。

国内にも多くの支援団体がいて、正しい知識を得ることや同じ悩みの人によるサポートを行なっています。不安があれば、まずは相談してみると良いかもしれません。検査する場所を紹介している団体もあります。HIVがあったとしても日常生活は続けることができます。だから無闇に悲観する必要はなく、しっかりと治療を続けていくことが重要です。支援団体はそのための支えになる存在です。

検査は早期治療のためや感染の拡大を防ぐために受けるものです。結果に悲観することなく、するべきことをしましょう。どのような結果になっても、発症前なら対処はできます。しっかり状況を理解して、判断するように心がけることが大切です。